履歴書作成のポイント

差がつく履歴書の作り方

多くの企業が、第一次選考として書類選考を行っています。

書類選考を突破することは希望の企業で働くための第一ステップです。

応募書類には、それぞれに役割と書き方のマナーがあります。

分かりやすく、あなたの魅力を伝えられる書類を作成し、書類選考突破を目指しましょう。

ここでは、履歴書と職務経歴書の詳しい書き方をご紹介します。

履歴書を書くときのポイント

履歴書の役割

履歴書は、居住地、連絡先、家族構成(扶養家族の有無)、学歴、保有資格、志望動機など、あなたの基本情報を1枚にまとめた書類です。
採用時の選考資料としてだけではなく、採用後にも人事書類として取り扱われます。

履歴書の書式

履歴書の書類に決まったフォーマットはありませんが、JIS規格形式のB4判(二つ折りにするとB5判)、もしくはA3判(二つ折りにするとA4判)のものがよく使われています。

企業によっては、ウェブ上で履歴書の内容をエントリーする場合や、専用の履歴書が用意されている場合がありますので、応募を希望する企業のルールをしっかりと確認しましょう。

手書きかパソコンで作成するかについてですが、パソコンで作成するという指示がない限りは手書きをお勧めします。

採用担当者は、文字がきれいかどうかよりも丁寧に書いているかどうかを見ています。

丁寧に書かれた文字には気持ちがこもるものです。あなたの気持ちを文字に込めて、履歴書を作成しましょう。

履歴書に貼り付ける写真

写真は履歴書の中で最初に見られる部分です。テキストがメインの応募書類の中で、唯一のビジュアル情報でもあります。それだけに、写真の見た目は採用担当者に強い印象を与えます。あなたの魅力を伝えられるように、次のポイントを押さえた写真をご用意ください。

写真撮影のポイント

  1. カラーで撮影する。
  2. 写真のサイズは、履歴書の写真貼り付け欄に記載されているサイズに合わせる。(一般的には3cm×4cm)
  3. 胸辺りから頭のてっぺんまでを正面から撮影する。
  4. 帽子やタートルネック、大きなアクセサリーなど、顔回りを覆うものは避ける
  5. 髪型に気を配る。
  6. 写真が剥がれる可能性があるので、写真の裏面には氏名を記入しておく。
  7. 3か月以内に撮影した写真を使用する。
  8. 写真撮影時と面接時の様子が大きく変わりすぎないようにする。(写真は黒髪なのに面接時は金髪といった変化は避ける。)
  9. 書き損じることも考慮して、写真は履歴書を書き上げた後に貼る。

学歴・職歴

学歴は、中学卒業以降(高校入学)から現在までの学歴を記入します。

学校名は略さずに書き、退学、編入の場合も記載します。

学部や学科、コースなど、何を学んだかが分かる情報は必ず記入します。

職歴がたくさんある場合には、直近3件程度だけを記入しておき、別で職務経歴書を提出しましょう。

入社時と現在で社名が変更となっている場合は、ABC株式会社(現DEF株式会社)のように、旧社名と現社名を併記します。

退職理由については職務経歴書にまとめるのがスマートです。

履歴書の職歴記入欄では、どのような会社で、どのくらいの期間働いたのかが分かるように情報をまとめましょう。

免許・資格欄

何年にどのような資格を取得したのかを記入します。

資格名は略さずに正式名称を使用します。

級やスコアがある場合は、それらも記入します。

級やスコアの記入例

〇年 漢字検定2級
〇年 TOIEC 820点

現在、取得に向けて勉強をしている場合も、資格名とともに記入します。

勉強中の資格の記入例

〇年 日商簿記2級取得に向けて勉強中(△年□月検定受験予定)

志望動機の書き方

志望動機は、採用担当者にとって一番気になる部分です。

同じような職種の企業がある中で、「なぜ当社を選んだのか?」は、応募者のモチベーションに直結する部分なので、書類選考時はもちろん、面接時にも再確認するほど気にかけています。

転職の際には、これまでに培ってきた能力を自社でどのように活用するのか注目しています。

これまで様々な経験がある人材が、その会社を選ぶには理由があるはずです。

応募先の企業で、あなただからできること、あなたがやってみたいと思ったことを、あなた自身の言葉で伝えてください。

趣味・特技欄、本人希望欄

趣味、特技欄は、あなたの人間性を伝える大切なポイントです。

特に趣味や特技がない場合でも、あなたが興味を持っていることを記入し、空欄にすることは避けましょう。

しかし、一般的にマイナスのイメージを持たれる可能性や、一般的に理解されづらい内容については記入を控える方が良いでしょう。

その場合には、言葉を変えて表現すると、お互いに誤解をしなくて済みます。

趣味・特技欄の記入例

仮に趣味がサバイバルゲームで、特技はエアガンを打つことだとします。

しかし、サバイバルゲームは、敷居が低くなったとはいえ、銃を撃ちあって楽しむ=気が荒い人なのではないか?と捉えられることも少なくありません。

このような場合には、『趣味はアウトドアスポーツで、友人たちと外で体を動かすことが好きだ』といった内容に変えると柔らかい印象になります。

本人希望欄には、その企業での職種が選べる場合には、その旨を記載します。

給与、休日などの労働条件については、事前に求人情報で確認をしているはずですので、「貴社の規定に従います」と記入します。


これで履歴書の記入は終了です。

誤字脱字がないことを確かめましょう。

写真を貼り付けたら履歴書の完成です。

職務経歴書

職務経歴書の役割

職務経歴書は、これまであなたが「どこで」「どのような」仕事をした経験があるのかを、A4用紙1~2枚にまとめたものです。

採用担当者は、応募者の実務経験と、実行能力に注目しています。

しかし、これらは履歴書だけでは分かりにくいものです。

職務経歴書を作成することで、あなたがどのようなキャリアを積んできたのかを採用担当者に分かりやすく伝えることができます。

職務経歴書を書くときには、一度、すべての職歴を書き出してみることが大切です。

前の職場では当たり前だった業務が、新しい職場では高く評価される業務である場合もありますし、あなた自身が気付いていない、魅力やスキルに気が付くかもしれません。

職務経歴書は、あなたの代わりに、あなたをアピールしてくれるツールです。

あなたに合ったフォーマットで、あなただけの職務経歴書を完成させましょう。

特に指示がない限り、職務経歴書はパソコンで作成します。

職務経歴書の書式

A4用紙を縦に使用するのが一般的です。

作成日・職歴要約(サマリー)・職務経歴・資格や特技・受賞歴(ある場合)・自己PRを短くまとめて記入します。

職務については、あいまいな表現ではなく、具体的に記載しましょう。

職務によっては守秘義務が課されている場合があります。その場合は、守秘義務を遵守して、書ける範囲内で詳しい内容を記載します。

書き方は、以下の3つのフォーマットから、ご自身の職歴や経験に合ったものを選んでください。

編年体式

このフォーマットでは、職歴を古い順に時系列で並べて記載します。

時間経過と経験を積んだプロセスの関係が分かりやすく、習熟度を表すのに最適です。

一つの会社や、一つの職種でキャリアップしたプロセスを協調したい場合は、こちらのフォーマットを利用します。

逆編年体式

編年体と同じ内容のものを、日付の近いものが先に来るように記載します。

直近の職務経歴が分かりやすく、採用担当者にとっては、応募者が自社でどのような活躍をするかイメージがしやすいという利点があります。

初めての就職から10年以上経っている方は、こちらのフォーマットの利用をお勧めします。

キャリア式

スキルや資格ごとに職務経歴をまとめて記載します。

どのようなスキルを持っているのかが分かりやすいので、技術職や複数の職種を経験した方に向いています。

保有スキルについて記載する

保有資格、PCスキルや語学力など、仕事に使えそうなスキルを記載します。

履歴書にも保有資格欄がありますが、スキルの中には資格として書くことが難しいものもあります。

「複数の会社やプロジェクトでチームリーダーとして信頼を得ていた」経験がある方は、マネジメントスキルが高いといえます。

「社外向けのプレゼンを任される機会が多かった」という方は、プレゼンテーションスキルが高いといえます。

このようなスキルについても言及できるのが職務経歴書の良いところです。自分のスキルを積極的にアピールしましょう。



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